手彫り彫刻印鑑の行程を紹介いたします。
作業工程
・ 印鑑材料の選定
・ 印面(印鑑の面)調整
・ 印稿及び字割
・ 字入れ
・ 荒彫り
・ 仕上げ前の印面調整
・ 墨打ち(朱打ち)
・ 仕上げ
以上の行程にて印鑑は作成されていきます。
印鑑材料の選定
材料の良否を選びます。印鑑材料にキズが無いか等の厳選をいたします。
印面(印鑑の面)調整
とくさ板やサンドペーパーで印面(字入れ、彫刻をする面)の凸凹を平らにして朱墨を平均に塗り付けます。
印稿及び字割
印鑑に彫刻する文字数とバランスを考慮して、文字を書き入れる場所に区割り線を書き入れます。
字入れ
区割り線に従い彫刻する文字の逆文字を書き入れます。文字の形、空間が平均的に空くように配字します。
荒彫り
印刀で空白部分を彫り上げます
仕上げ前の印面調整
荒彫りの傷や墨、朱墨をとくち板やサンドペーパーできれいに取り平らにします。
墨打ち(朱打ち)
印面調整が済んだ物に、墨(白系の印材)朱墨(黒系の印材)を墨打ちします。
仕上げ
仕上げ刀で細かい調節を行ないます。
仕上げ後に印鑑を捺印して、不備がある箇所には補刀を行ない修正して完成します。