土地・建物の売買契約に印鑑を捺印する前に

数日間にわたり、土地・建物を購入する際のチェックする事柄を紹介してきました。
チェックする事柄は売買契約書に印鑑を捺印する前に、調べておいた方がよいといいう目安です。印鑑を押すことは、いつでもできることですので、購入する土地・建物について十分に納得するまでは、物件購入に対して知識を身につけるようにしましょう。



知識を身につけ物件に対して納得し、売買契約を結ぶ段階になった時、残すは印鑑を押すのみです。しかし、このときに気を抜いてはいけません。印鑑を捺印する前に、もう一度契約事項を良く読み返しましょう。とくに市販の契約書を使用する際には、そのままでは不利な結果になる事項も書き込まれている事もあります。じっくりと検討してから、印鑑を捺印しましょう。

契約書に形式は自由ですが、契約書には次の事項を入れておく方が良いでしょう。

① 目的物の特定(所在地・地積・家屋番号・構造など)
② 金額、支払い方法、支払時期
③ 所有権の移転登記の時期
④ 不動産の引き渡し時期
⑤ 危険負担
⑥ 瑕疵担保責任 瑕疵・・・物件に対して一般的に備わっている機能が無いこと


契約書は、印紙税を節約するために一通しか作成しないということもありますが、最低二通作成しておいて、売り主と買い主で一通づつ持つ方がよいでしょう。

何度も紹介していますが「印鑑は最後まで押さない」のが鉄則です。

日時:2009年9月16日 11:10


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