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印鑑材料について

先日の印鑑サイズでもお知らせしましたが、従来印鑑は権力の象徴とされていました。その名残から大きさ・材質によって印鑑の所有者を判断する材料とされることもあるようです。
印鑑材料をお選びになる際には、お客様のお好みでお決め頂くのが最善ですが、特に実印については一生使用できる物を選ぶ事をおすすめいたします。また他の印鑑と区別が付くように違う印鑑材料で作成することをおすすめします。
保存の際には直射日光を避け、過度の乾燥も避けるようにして印鑑ケースに入れて保管して下さい。


本柘 ほんつげ
木のぬくもりがある素材です。木材の印鑑材料では最も繊維が詰まっている材料で、印鑑材料に適した木材です。


黒水牛 くろすいぎゅう
水辺の草原に好んで生息する牛の角を印鑑材料に加工したものです。適度の粘りと強さがあり耐久性にも優れています。黒色の艶がある美しさが特徴です。角中心部分の芯を使用した芯持ち材を使用しています。


オランダ水牛 おらんだすいぎゅう
主にアフリカ全土に生息する陸牛の角から取れる印鑑材料で美しい飴色が特徴です。高い耐久性と粘り気をもち、 印鑑(はんこ)に最も適した印材の一つです。他に純白材(模様がないオランダ水牛)もご用意できますが、 価格が象牙に匹敵するほどの高級材になります。牛角(うしのつの)とも呼ばれています。


象牙 ぞうげ
アフリカ象の牙を加工して作り出された最高級の印鑑材料です。朱肉の付きが良く、離れも良い事から、古くから「印鑑の王様」として使用されてきた材料です。ひび割れや虫食いに強く精密な彫刻に向いています。現在「ワシントン条約」で輸出入が禁止されていて、経済産業省に認められた販売店のみ扱う事ができます。弊社取り扱いの象牙材は、経済産業省・環境省より認可を頂きました象牙材です。

2009年3月 6日


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